島根、鳥取を中心とした釣り情報を掲載。小島一文のG1フィッシング。


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    2016-03-24 | 釣り紀行・・・釣行紀

G1クラブカップ・・・チヌ 大社沖防波堤


3月20日は
クラブカップチヌ釣り大会を開催しました

最初の1時間は私の実釣講習会ということで
コマセの作り方と考え方




仕掛けの設定と考え方




水深の測り方



状況を読んだ仕掛け投入点とコマセ投入点


これらをテーマに
実践を披露しました

この時期の
大社沖防波堤 南のテトラからでしたが

朝一はまずアタリがないでしょう

・・・ということで
予想通りウキに反応がないまま
実釣講習会は終了

この日はべたなぎ状態ではありましたが
湾内特有のころころ変わる流れ

1投毎に右に流れたり
左に流れたり
定まりません

特に上層だけが滑るように早く流れるので
みんなが苦戦した1日でした

実釣講習会でも
実際にやっては見せますけども
結局は、釣果に直接結びつきませんから
メンバーたちも
それが本当に良いことなのかどうか
正解なのかどうか
なかなかイメージできなかったのかもしれませんねー

でもですね
基本、基本
基本って何をやるにも大事なんです

「基本なくして応用なし」

あとでメンバーの釣りを見ているとですねー
この「基本」ってやつが
しっかりわかって身についている人と
逆にそうでない人と

身に着けようと必死にもがいている人と
いろいろですが

見ていてはっきりわかるものです

釣りは自然相手のことですから
偶然性や予期せぬこともたくさん起こるものですから

必ずしも結果(釣果)だけをとらえて言うものではないですよ
でもね、なにか考えて、それを意図してやろうとしている
姿は見て取れるわけですよ

要はそういう姿勢が
その後の釣りの上達や
トータルした釣果につながると私は思うのですね

この日の午前中は
全く魚が口を使わず
全員がほとんどサシエを取られない状況が続きました





動きがあったのは
幕島さんの美味しい弁当を食べ終わった
午後1時前でしたでしょうか
テトラの南西向きに竿をだしていた
塚ちゃんにヒットー


サイズは40センチあるなしサイズか


それでもこの状況でのファーストヒットはさすが


先に述べていたのはこのことなんです

塚ちゃんはベテランの味を出しましたねー



上滑りする流れを
あーでもない、こーでもないと
かなり迷って迷って
いろいろ考えながら釣っていた様子がうかがえました

仕掛け投入前にコマセを入れて
そのはるか先に離して仕掛けを投入したり

要はサシエとコマセをどう同調させるかなのです

わたしは時合いは15時ごろからと
タカをくくって休憩モードでしたけども
塚ちゃんの釣果で元気が出ました

テトラ南向きに入らせてもらって釣り再開
海中のテトラと砂地の境アタリを重点に攻めたり
複雑な流れに任せて少し沖の方まで流してみたり


うんんー反応なし

これまで2B、2Bの2段打ちのガン玉設定に
G2を1個、針上30センチ付近に追加

ウキ下を5ヒロから4ヒロに浅く変更

ここの水深は大体4ヒロ前後で砂地
5ヒロの設定ということは
ハリス1ヒロを這わして釣るイメージ

これを這わさずに水深と同等程度に合わせ
ガン玉を針近くに打ってサシエを安定させるイメージに変更

底にコマセが到達するだろうという地点で
仕掛けを止めて待っていると

海面ぎりぎりの竹下ウキが潜っていきます

アタリか?

少し送り込んでやると
さらに潜り視界から消えていきました

アタリだ!

竿を立てると確かな重量感

やった本命だわ

アテンダー2・・・0号に
魚体をすべて預けるように大きく曲げます



あら不思議
全く魚が暴れませんね

余ったラインを
ほぼゴリ巻き状態に巻き込んで
徐々に距離を縮めていきます





ボッコンと浮いてきたのは
まぎれもなくチヌ





43.4センチありました


その後、この日の時合いは
やはり16時過ぎてから

気配を感じた場所に
コマセ、サシエ差が同調するように
調整します

場所というのは
平面上のことではないですよ
海底のチヌが口を使うであろうと思われる
海底付近のこと

目に見えない海底の様子を
立体的にイメージして推理するのです

この時合にわたしは4尾を追加
針外れのバラシが2回

塚ちゃんも2尾を追加

残念だったのは
一番食い気が立った時に
ウミネコがラインに突っ込んできて
大トラブルに

外そうにも
奴は攻撃してきますしねー

そんなテレグレで
竿の穂先は折れるしで
大ロスでした

これがなかったら
もう2,3回は本命のアタリが取れたと思います

クラブカップの結果は
塚ちゃんの2尾目の釣果43.9センチが優勝(1尾長寸)



全体には小型が多く
わたしは40オーバーが2尾(あと3尾は放流)

30センチにも満たない超小型も多いですねー
これだけ小さいのがたくさん釣れる年も珍しい

同日、磯の桂島では20尾以上の釣果があったようです
サイズはやはり小型が多く
40アップは数えるほどだったとか

(前日に桂で上げた釣果・・・ソッチ) 



沖防波堤も
もう少し波気があって
テトラの打ち返し波や
底の砂を巻き上げるような状態が
ベストのように思います
海底が丸見えでしたもんね





さて、さて
ここで注意点を一つ

今回、ウミネコトラブルがあったわけですけども

これだけ穏やかな海面
水深は4ヒロ程度
静かすぎて底が見え見え
食い渋ってサシエも取らない

このような状況で
ポイント付近を大量のウミネコが
バシャバシャしてごらんなさい

ただでも警戒して口を使わないチヌが
恐れて寄ってくるはずがありません

まー確かな検証をした結果ではありませんが
少しでもマイナス要素をなくして
食わそうと必死に努力している中にあって
「百害あって一利なし」
まさにこのことです

なぜこれだけウミネコが寄ってしまったのか

それはコマセの一部が海面に浮くからです

特にボイルは
配合餌と合わせる場合は
細心の注意が必要です

ただでも比重の軽いボイルを
底狙いが中心のこの時期のチヌ釣りに使う場合は
あらかじめ海水に十分に浸しておくことが大切です

そしてこれはボイルだけではないですが

わたしのコマセの作り方の手順は
まず配合餌を練り箱などに出して
これを手でまんべんなく混ぜ合わせて
これに水を加えていき
ある程度配合餌だけの状態で
湿り気を与えてやります

そしてまたムラがないように
まんべんなく混ぜ合わせます

最後に半解凍のオキアミを
手でほぐしながら
原形のまま混ぜ合わせていきます

ゴム手袋を使用するのは
冷たくないようにするため
けがをしないため 

手で混ぜることによって
水加減や
比重がどのくらいか
など

コマセの状態がよくわかりますね

これはですね
チヌ釣りにおいて
重要なことなんです

特に棚が深くなればなるほどです

前日のエサが余ったからと
何気に配合餌と混ぜ合わせるのは
軽率だったと言わざるを得ませんね

ましてやそれがボイルであればなおさらです

コマセの基本中の基本として
こういったことも認識しておくことが大切です

自分のみならず
周りの人の釣りにまで
悪い影響を与えてしまうことになりますね

注意が必要です

(幕島渡船にお世話になって
 日の出から日暮れまでたっぷり釣りを楽しみました)


【タックル】
がま磯アテンダー2 0号
ライン:東レ 銀鱗 アイサイト 1.75号
ハリス:東レ トヨフロン スーパーL・EX 1.5号
がまかつ チヌR 2〜3号 掛かりすぎチヌ 2〜3号
竹下ウキ 14センチ 4B
ガン玉 2B×2個・・・G2追加 

【マキエ】
オキアミ生3キロ×1
チヌパワームギスペシャル×2・・・・これを2セット



※今回はこの春新製品の本品を確かめるためにあえて単品で使ってみました。遠投性にすぐれ、異なる比重物の配合できれいなスロープを描き沈下します。潮筋が読みやすいと思いました。扱いやすい配合餌です。今後これにブレンドするなら増量・濁りなども期待して「オカラだんご」を2〜3袋加えると、隠岐の乗っ込みチヌなどで最高のコマセになりそうです。

【サシエ】
マルキュー 食わせオキアミ スーパーハード
生、ボイルの漬け込みにこれだ漬け


































15439 count

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エントリー履歴

プロフィール

G1-KOJIMA
◆1963年生まれ。
◆島根県松江市宍道町在住。
◆血液型O型。
◆所属(クラブ、団体)
 G1トーナメントクラブ
GFG (島根支部
 TFT・MFG
◆メーカー所属
《フィールドテスター(モニター)》
 がまかつ
東レフィッシング
マルキュー
スワンズ
竹下ウキ工房
武工房

グレ・チヌのふかせ釣りからマダイ・ヒラマサのカゴ釣りまで磯釣りならなんでもこなす。夏はアユ釣りに夢中。
 
 【自己記録】
尾長グレ63.5センチ(男女群島 男島<昼>)
口太グレ51.5センチ(日御碕 とも島)
アユ31.4センチ(江の川 作木村)
マダイ95.0センチ(隠岐島前 西ノ島 冠島)
チヌ57.5センチ(隠岐島前西ノ島 センス)
コイ105.5センチ18キロ(宍道湖 宍道町 潜水道路)
ヒラマサ80.0センチ4.3キロ(大社町宇龍 おばしま)



【釣りの魅力とは】
「釣りは少年の心で」をモットーに西日本各地の磯や河川を釣り歩く。
少年の心とは、幼少のころ遠足の前夜に、
わくわくドキドキして眠られなかったその気持ちです。
釣りは何度行っても、何年やっていても、
この幼少のころの気持ちを忘れさせないところに魅力があります。

G1とは「グレード・ワン」の略であり、最高の等級を表します。
釣果の多少や大小よりも、そこへ行き着くまでのプロセスを大切にし、
その時、その釣人が得た結果を「最高のものであった」と
評価する価値観をいいます。
価値ある釣果(G1な釣果)を得たときのよろこびと
感動を忘れることなく、
釣りはいつも少年のように、
純粋で無垢な心で取り組みたい・・・。

 





 

 




 

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