島根、鳥取を中心とした釣り情報を掲載。小島一文のG1フィッシング。


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2011年12月16日のエントリー



    2011-12-16 | Fishing質問コーナー

質問:G1タルカゴ、ドクロの作成について


G1タルカゴ ドクロについて質問をいただきました

ありがとうございます

いい質問ですねー

 

こういう質問を待っているんですよー

ワクワク、楽しくなってしまいます

 

そうなんです

タルカゴを削って

ドクロの様な形にすると

残存浮力が少なくなって

仕込むオモリを軽くしなければなりません

 

しかし、スライドする部分の金具との関係で

下部に仕込むオモリが軽すぎると

バランスが悪くて安定しません

 

また、仕掛けをセットする際のパイプ天秤に

オモリを仕込んで比重を重たくするのは

 

残存浮力が少ないドクロの場合

下部にパイプ天秤がすぐにスライドするように

比重を重たくする必要があるわけです

 

たかがパイプ天秤ですが

いろいろ手を加えて改良しなければならない

意味がここでご理解いただけると思います

 

松江市の天狗堂でも

店主が手作りしたものを販売しています

これは私が監修してお墨付きを与えています

仕上がりも非常にきれいです

 

しかし、「こんなものが高いなー」っと値段の高さに驚く方もいるようです

 

いやいや

材料費だけでも原価で500円は掛かっているのです

販売店ですから

お店にも少しくらいは利益がありませんとねー・・・

むしろG1タルカゴ関連のサービス商品といってもよい価格だと思います

トップに仕込んでいるSICリングだけでも250円程度します

これが廃盤になってしまいましたから

在庫品だけでの商品となっています

ますます希少になりますね

早めにお買い求めください

 

やっと本題でやが・・・

 

ドクロの一番の特徴は

通常のタルカゴに比べて

格段に感度がよいところです

 

質問者によると

厚さの薄いタルカゴから改良されたようですが

ドクロを作る場合は

少し厚手のものを削り込んだ方が

よいものができると思います

 

この方もよく研究していらっしゃいますねー

うれしくなります

 

削りしろが大きい方が

自分のイメージに合わせて

さまざまな浮力や形状タイプのドクロに仕上がりますね

 

私の場合は

自分で使うものとして

残存浮力が1号程度残るように仕上げていますが

この調整はかなり微妙なものがあります

 

当然、遠投する釣りになりますから

ラインの太さと出ている距離によっても

浮力に影響します

 

通常使用の場合は

いくら感度重視といっても

残存浮力は多目に残しておきたいところです

 

最初は大き目のオモリを仕込んでおいて

徐々に削っていき微調整をしています

削りすぎて

後で糸オモリや板オモリを巻いているような

不細工なものもあります(自分で使うものだけですけどね)

 

魚が引いたときの影響としては

やはりタルカゴ下部のタル(木)の厚みにあるんです

この部分をなるべく薄く仕上げところがキモですね

 

総合すると

上部は厚く残して

下部はぎりぎりまで薄くといった形状がベストです

 

ドクロはマダイ釣りよりも

ヒラマサ釣りにこそ威力を発揮するのだと

最近になってつくづく思うところです

 

自分ではある程度確信を持ってやっていることなのですが

最近のヒラマサフィーバーで

一様にドクロ愛好者から

よい釣果の報告をいただいているからです

 

コマセの放出と

サシエサとの同調

そして感度の差がはっきりと釣果に現れると

好評をいただいています

 

せめてG1タルカゴを使っていただくと

その違いが分かっていただけるんですがねー

 

釣り人の操作(釣り人の意思)で一気にコマセを放出できるところに

まずはヒットするかしないかの分かれ目があるんですがねー

 

意外と磯では

昔ながらのタルカゴ愛好者が多いものです

固定観念でしょうかねー

 

竿1本程度のタナで

1投、1投の勝負が比較的早い(手返しが早い)

ヒラマサ釣りにとっては

G1タルカゴが抜群の威力を発揮するのです

ヒラマサ釣りのために考案したといってもよいほどなのです

 

そして賢いヒラマサにサシエサを食わせるための工夫の一つが

タルカゴの感度となるわけです

 

たくさんの釣り人に

G1タルカゴを使ってみて欲しいと思います

 

さらにご縁があればドクロもですが

現況では大量生産が難しいので

 

ご質問の方のように

手持ちのタルカゴを

ご自分で改良してみられてはいかがでしょうか

 

それもまた、釣りの楽しみの一つですね

 

 

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コメント(3件) (このエントリーでは現在コメントは受け付けていません。)


小島様

もうひとつ疑問に思っていることがあります。

G1タルカゴを使っている時のマキエを出すタイミングです。

さしエサとの同調を考えればタルカゴが立った直後でしょうが、しばらく流してからマキエを出す事があるのでしょうか

底カゴではポイントが遠い時、しばらく流してからエサをだしますよね。

いかがでしょうか。

by saburou ( 2011-12-17 15:07:33 )

小島様

丁寧に教えていただきありがとうございました。

さっそく、帰宅時に釣具店に寄り厚目のタルカゴを買い求めました。
年末の割引対象でラッキーでした。

微調整にタルカゴのオモリを削るのですね。

それに、パイプ天秤のオモリと水中うきの合計が同じなら現場ですぐ使えますね

解決しました。

by saburou ( 2011-12-16 19:55:02 )

初めてコメントします
いつも小島さんのブログで勉強しちょります
他の人の質問、回答もまげに勉強になっちょーます
こぎゃんに親切におっせて(教えて)もらえーのはここのブログの特徴だないですかね
ドクロ、G1タルカゴを見に天狗堂へ行ってみらかと思っちょーます

初めて質問しますが以前小島さんが竿受けに置き竿で・・・ってブログ読んだことがあーますけど、どぎゃん竿受けを使っちょらいますか?
普通にピトン打っての小型の竿受けですか?
それともバッカンに装着?の竿受け?
売っちょる店は島根ではどこにあーますか?
おっしぇてください

アテンダー2の1.25号をなるべく傷つけらんこに使いたいがために質問させてください

よろしくたのんます^^

by 出雲 釣り好き ( 2011-12-16 18:56:21 )


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プロフィール

G1-KOJIMA
◆1963年生まれ。
◆島根県松江市宍道町在住。
◆血液型O型。
◆所属(クラブ、団体)
 G1トーナメントクラブ
GFG (島根支部
 TFT・MFG
◆メーカー所属
《フィールドテスター(モニター)》
 がまかつ
東レフィッシング
マルキュー
スワンズ
竹下ウキ工房
武工房

グレ・チヌのふかせ釣りからマダイ・ヒラマサのカゴ釣りまで磯釣りならなんでもこなす。夏はアユ釣りに夢中。
 
 【自己記録】
尾長グレ63.5センチ(男女群島 男島<昼>)
口太グレ51.5センチ(日御碕 とも島)
アユ31.4センチ(江の川 作木村)
マダイ95.0センチ(隠岐島前 西ノ島 冠島)
チヌ57.5センチ(隠岐島前西ノ島 センス)
コイ105.5センチ18キロ(宍道湖 宍道町 潜水道路)
ヒラマサ80.0センチ4.3キロ(大社町宇龍 おばしま)



【釣りの魅力とは】
「釣りは少年の心で」をモットーに西日本各地の磯や河川を釣り歩く。
少年の心とは、幼少のころ遠足の前夜に、
わくわくドキドキして眠られなかったその気持ちです。
釣りは何度行っても、何年やっていても、
この幼少のころの気持ちを忘れさせないところに魅力があります。

G1とは「グレード・ワン」の略であり、最高の等級を表します。
釣果の多少や大小よりも、そこへ行き着くまでのプロセスを大切にし、
その時、その釣人が得た結果を「最高のものであった」と
評価する価値観をいいます。
価値ある釣果(G1な釣果)を得たときのよろこびと
感動を忘れることなく、
釣りはいつも少年のように、
純粋で無垢な心で取り組みたい・・・。

 





 

 




 

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