島根、鳥取を中心とした釣り情報を掲載。小島一文のG1フィッシング。


 釣りに関する質問やご意見はこちらへどうぞ! "gtmuki@yahoo.co.jp" 今までのブログは、こちらの過去ログをご覧下さい。

2016年8月13日のエントリー



    2016-08-13 | Fishing質問コーナー

質問:手前でのやり取り法


やり取りについての質問をいただきました

いい質問ですねー

そうなんですよ
足元へ来てからのやり取りが
一番難しいですよねー

この時にバラス確率が最も高いものです

それではまず
足元でのやり取りですが

確かにぎりぎりまで耐えることです

耐えることですが
ただ耐えているだけではバラシます

竿の操作と角度
場合によってはラインの送り出し

周辺の地形に応じた
そういった操作をしながら
底瀬やタナなどの障害物に
ラインが当たらないように
操作してやることがキモです

移動が可能な磯なら
磯際をフットワークよく移動しながら
やり取りすることも有効的です

足元、磯際では
相手(魚)に先手を取られないように
終始こちら(釣り人)が主導権を握ることです

私などが考えるハリスの号数設定などは
そういったときに
こちらが主導権を握るためのものなのです

以上のような所作を
無駄なく有効的にこなすには

やはり
ある程度の経験が必要です
スポーツと同じように
言葉や文字では到底伝えきれませんし
それぞれが体験して
感覚的に備わっていくのがやり取りです

いったん会得してマスターしたとしても
トレーニングを怠ると
また元に戻ってしまうのも
スポーツと一緒です

そして自分が使っているタックルに慣れることです
信じて使いこなすことが大切です

最初に起こりやすい失敗は
竿の扱いです
まだまだ余裕があるのに
竿の曲がり具合だけで
びっくりしてラインを出しすぎたり

竿の硬さやバランスによって
魚の動きも変わってきますしね

これらを語りだすと
また長くなるんですけども

必ずしも大物を取り込むのに
硬くて反発の強い竿がいいかというと
私はそうではないように思うのですよ

細かくはいろいろな表現があるのですが
強さの中にもある程度は柔軟性があった方が
魚が暴れませんし
急激な潜りや突っ込みが減るものです

かといって
胴や元竿部分がクタン、クタンしていては
主導権はとれませんね

その辺のバランスと
使い手の使いこなしがあるものです

「その竿、どう使いますか?」みたいな


そして次に
遠くでヒットさせてきて
手前に引き寄せてからのバラシは

やはりその途中のやり取りにも問題があります

やり取りが本当にうまい人は
沖で魚を十分に弱らせてから
手前に引き寄せて取り込みます

しかし、ヒラマサやグレのように
緩めすぎたり
ラインを出しすぎたりすると
底瀬に潜り込んだり
根に回られたり
バラシの原因となりますから

常にテンションをかけて
ぎりぎりの攻防が必要なわけです

ひとつ具体的な提案として
上達の近道として
とにかく太仕掛けで
とにかく強引に
とにかくラインを出さずに
とにかく目いっぱい竿を曲げてみましょう

とにかく体に魚の引きというものを
覚え込ませることが
わたしは一番の上達法だと思います

太仕掛けにすると
魚が食わないという問題もありますが

まだまだ山陰地方は魚が初心(うぶ)
太仕掛けでも十分ヒットしてきますから
挑戦してみてください

マダイ、ヒラマサなら6号、7号以上
グレ、チヌなら2号、3号以上

いずれにしても
磯釣りの醍醐味は
こういったやり取りの駆け引きにも
ありますね

やり取りは
一生学び続けていかなくてはならない
永遠のテーマです

足元に来た魚を
いかに自らが主導権を握って
やり取りできるか

そのためには
どういったタックルを選ぶのか
どういったタックルバランスにしたらよいか
それをどう使いこなしたらいいのか
そのためには
ヒットしてからどのように操作したらよいのか

これからも一緒に学んでいきましょう



7902 count

コメント(2件) (このエントリーでは現在コメントは受け付けていません。)


いつも楽しくブログを拝見させて頂いております
私は大社・平田で渡船でヒラマサをカゴ釣りで狙うのが大好きな釣り人です
いつも釣行は1人〜3人で行っています
ですがメンバーの中で必ずいつもヒラマサがかかる人とかからない人が決まっています
私は釣れない方の人ですが、いつも釣る人と私の違いを観察すると
<釣る人>
・エサを2匹掛けしている
・水中浮きを付けている
・誘いを入れている

などです
タナ等は状況に応じて少しづつ変えているそうなのですが、私も水中浮きこそ付けていませんが、その他は上記内容は同じように行っているつもりです
でも毎回はっきりとその人との釣果に違いがでます
その人は毎回必ず釣るのです 私は3釣行で1回釣れればよいほうです
なにが違うのでしょうか?
上記内容、もしくはそれ以外に気を付ける事があれば教えていただけませんでしょうか?

by ポコパン ( 2016-08-16 05:07:00 )

早速の回答ありがとうございます。
やっぱりなかなか難しいんですねー
一回足元で糸出さずにいたら竿を折られたことがあって、
それ以来ちょっと弱気になって少しだけですが糸出して
しまうんですよねー(笑)
これからはビビらないようにこちら側が主導権を握れる
様な釣りをしたいと思います。
ありがとうございました。

by たかゆたか ( 2016-08-14 10:57:41 )


トラックバック(0件) トラックバックURL:

トラックバックはありません。




ブログトップ

カテゴリ選択

エントリーカレンダー

<<  2016年8月  >>
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 1 2 3

最近のエントリー

最近のエントリーはありません。

最近のコメント

最近のコメントはありません。

最近のトラックバック

最近のトラックバックはありません。

エントリー履歴

プロフィール

G1-KOJIMA
◆1963年生まれ。
◆島根県松江市宍道町在住。
◆血液型O型。
◆所属(クラブ、団体)
 G1トーナメントクラブ
GFG (島根支部
 TFT・MFG
◆メーカー所属
《フィールドテスター(モニター)》
 がまかつ
東レフィッシング
マルキュー
スワンズ
竹下ウキ工房
武工房

グレ・チヌのふかせ釣りからマダイ・ヒラマサのカゴ釣りまで磯釣りならなんでもこなす。夏はアユ釣りに夢中。
 
 【自己記録】
尾長グレ63.5センチ(男女群島 男島<昼>)
口太グレ51.5センチ(日御碕 とも島)
アユ31.4センチ(江の川 作木村)
マダイ95.0センチ(隠岐島前 西ノ島 冠島)
チヌ57.5センチ(隠岐島前西ノ島 センス)
コイ105.5センチ18キロ(宍道湖 宍道町 潜水道路)
ヒラマサ80.0センチ4.3キロ(大社町宇龍 おばしま)



【釣りの魅力とは】
「釣りは少年の心で」をモットーに西日本各地の磯や河川を釣り歩く。
少年の心とは、幼少のころ遠足の前夜に、
わくわくドキドキして眠られなかったその気持ちです。
釣りは何度行っても、何年やっていても、
この幼少のころの気持ちを忘れさせないところに魅力があります。

G1とは「グレード・ワン」の略であり、最高の等級を表します。
釣果の多少や大小よりも、そこへ行き着くまでのプロセスを大切にし、
その時、その釣人が得た結果を「最高のものであった」と
評価する価値観をいいます。
価値ある釣果(G1な釣果)を得たときのよろこびと
感動を忘れることなく、
釣りはいつも少年のように、
純粋で無垢な心で取り組みたい・・・。

 





 

 




 

会員ページ


rss

携帯サイトアクセス用QRコード

QRコード

tmblog