2017年10月23日のエントリー
質問:遠投にはPEラインがいいのか?
次のような質問をいただきました
ありがとうございます
(原文のまま)
「質問ですが、私樽かご、底かご仕掛けしますが仕掛けを投げる時に飛距離が出ません。
他の方が言われるにはPEラインの細い道糸なら飛距離が出ると言われますが、普通の道糸とPEラインのメリット、デメリットを教えて下さいm(__)m
またリールはPEにするならジギング用が良いですか。」
まずPEラインのメリットですが
・伸張性が低く感度がよい
・ナイロン、フロロカーボンよりも強度がある
・空気抵抗が少なく飛距離が出る
などがあります
デメリットとしては
・耐磨耗性が低く根ズレに弱い
(いったん傷が入るともろい)
(ルアー釣りなどでショックリーダーを付けるのはそのためです)
総合的にナイロンやフロロカーボンよりも
道糸として大変優れていると思いがちですが
なかなか実際の釣りではそうはいきません
特に磯のフカセ釣り、カゴ釣り共に
わたしとしてはPEラインは使い勝手がよくありません
わたしが思うところ
PEラインの特徴から
投げて、直ぐに巻いての繰り返しとなる
ルアーやエギングなど
ルアー系の釣りに向いたラインという印象です
磯釣りの場合は
仕掛けを投入する
巻き上げるの動作の他に
ラインを送り込む、流し込む
という動作が入ります
その他
適度にラインをふかして
張らず、緩めずの
微妙なライン操作もでてきます
このときに操作がPEではやりにくい
これも慣れていけば
使いこなしは可能だと思いますし
超遠投して本流をガンガン流し込むような釣りには
PEラインの方がよい場合もありましょうか
また、仕掛けの遠投だけを考えれば
確かにPEラインが遠投性に優れていることは
間違いありませんね
次にPEラインとリールの関係ですが
これは特にPEだから何がいいかということではなくて
先にものべたように
PEはルアー系の釣りに適していることから
ルアー系の釣りに適したリールに巻いて
使用している釣り人が多いだけのことだと
わたしは解釈しています
さてここからは余談ですけども
仕掛けを遠投するには
どのようなことを気を付けているかというと
竿と仕掛け重量とのバランス
(竿の調子に対して、適した仕掛けの重量があります)
投げる前に仕掛けの重量を
竿を通して身体全体で感じること
投入時に身体がブレないこと
自分が使用する竿のキックポイントを知ること
(曲がりの最高到達点から跳ね返る位置)
以上です
これらのことがトータル的にできてこそ
遠投が可能になります
まあー
ここでは
遠投がどの程度の距離を示すのか
明確になっていませんので
なんとも言えませんし
実際の釣りで
投入点の距離を
正確に割り出すことは
特別な器具などを装着するなどしない限り
難しいことです
わたしの感覚ですと
タルカゴの釣りの場合
コンスタントに50mも投げられれば十分で
それよりもコントロールが大切ですね