島根、鳥取を中心とした釣り情報を掲載。小島一文のG1フィッシング。


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2020年8月24日のエントリー



    2020-08-24 | NEW・G1フィッシング

質問 がま磯 タルカゴスペシャルについて


早速ですが
この秋に発売が発表になった
「がま磯 タルカゴスペシャル」について
質問をいただきました

ありがとうございます

タイムリーかつよい質問を入れていただき
感謝しております

質問の内容は次の通りです

「今年発売されたがま磯ヒラマサ天剛2フカセタイプをタルカゴ用に購入しようかと検討していたところ、タルカゴSPの発売予定を聞き、どんな竿がでるかと楽しみにしております。

 というのもホームグラウンドの島根町、鹿島町の磯で近年ヒラマサはバラしてばかりで大変悔しい思いばかりしてきましたので、今年こそは、という思いで秋磯にむけて新しいヒラマサ用の竿の購入を検討しているところ、発売の報を聞き、迷っているところです。

 ヒラマサの専用竿とタルカゴの専用竿ということで、それぞれ一長一短あるかと思いますが、自分に合っている竿はどちらになるのか、購入にあたっての何かいいアドバイスをいただけましたら幸いです。

 ちなみに今は我夢者2の3−53を使用してタッチャンと三点仕掛けを使い分けています。

タルカゴSPはまだ現物が見れませんので、何とも言えないところがあるかもしれませんが、現在お持ちの情報で何かいいアドバイスがありましたらよろしくお願いいたします」

以上のような内容です

そうですよねー
大半の人が同じように悩まれると思います

1本が高価な代物ですからなおさらです
すべてを試しに使ってみてから
自分に合ったロッドを購入できればよいですが
なかなかそうはいきませんものねー

これから回答する内容は
わたしの主観で
独断と偏見そのものですから
その辺をご容赦いただいて
あくまでもひとつの例として参考になれば幸いです
よろしくお願いします

どこからどう切り込みますかねー

タルカゴスペシャルの開発については
メーカーに十数年越しに提案してきたものが
現在の最高の素材と
信頼がおけるがまかつ社の技術をもって
満を持して発売されるものだと言う点において

わたしは自信をもって
みなさんにもおすすめしたいと思います

それでは何がおすすめなのか

まずはかなりマニアックな仕様になっている点は
お話ししておかなくてはなりません

見た目のデザインやフォルムに関して言えば
「我夢者2」や「ヒラマサ天剛2」と比べると
ちょっといびつに感じる方もあるかもしれません

特に天剛2フカセはわたしも購入しましたが
肉厚でありながら細身の仕上がり
オールIMガイド仕様
リールシート回りのデザインと握り具合
これぞがま磯と思わせる完成度は
すばらしいという他に言葉が見つからないほどです

コロナ禍もあってまだまだ使用回数は少なく
天剛2フカセでそれらしき大物とのやり取りは
わたしもまだ経験がないのですが

胴に乗って粘る特徴は
マスターモデル尾長2などの調子をそのまま
ヒラマサの強烈な引きにも耐えられるように
仕上げられているように思います

わたしのやり取りのスタイルや考え方に
マッチする仕様といってもよいと思います

我夢者についても胴調子と秘めるパワーは
申し分なく3号では80クラス
4号になればメーターオーバークラスでも
十分に渡り合えるパワーを持っていることに間違いありません

初代モデルですが
男女群島での夜釣りで
得たいの知れない大物とのやり取りを
我夢者4号で経験したのですが(結果はバラシ)
その秘めたパワーに驚かされたものです

やり取りに関して言えば
現存するこれらのロッドで申し分ないし
釣人自身がその特徴をよく理解し使いこなせば
どんどん自己記録を更新するような
大物に出会えるはずです


さて、さて前置きが長くなりましたが
いつものことです

なるべく短く端的にと思いましたが
長くなりますねー

すいません

タルカゴスペシャルはズバリ
島根半島や特にわたしがホームにしている大社地方の磯で
60cmから80cmクラスのヒラマサの数釣りをイメージした
地域限定モデルなのです

このフィールドでヒラマサを狙うのに何が一番いいのか
どうしたら人よりもたくさん釣れるのか
どうしたら70cm、80cmクラスのヒラマサを仕留めることができるのか

しかもより楽しく
より快適に

こういうコンセプトでこの釣りを考えたときに
タルカゴをスライド反転式の「G1タルカゴ」にし

より高感度で着水音などを軽減し
回収スピードをアップさせた「G1タルカゴ ドクロ」の開発

釣人の操作でコマセを放出させるための
「たっちゃん仕掛けの天秤」の改良

そしてそれを使いこなし
より釣果を伸ばすための
「ポコポコ釣法」の考案

そしてそして
これらを総合的に使いこなすのに最適な専用ロッドが
「がま磯 タルカゴスペシャル」なのですよ

ここまでは
わたしのイメージだけで
「なにも具体的なことがわからんがやー」
「要はおまえの自己満足かやー」
その通りでございます

でもね
みなさんにもきっと満足していただけるものだと
自信があります

ここでのヒラマサ釣りでもっとも重要なことは
【手返しの頻度とリズム】です

投入してタルカゴが着水して
回収するためにラインを巻くまでの時間は
みなさん何秒くらいですか?

そのときそのときの状況によっても
違いますが

これからの時期
ますますエサトリが多く活発になる状況では

何分?

いやいや
30秒でも長いのですよ

この頻度でタルカゴの投入を繰り返すには
軽量で持ち重りバランスがよく
長時間投入を繰り返しても
疲れが少ないこと

大型リールに対応して
ライントラブルがほぼないこと

タルカゴの操作性がよく
そこそこの遠投とコントロール性に優れていること

さらに80cmクラスのヒラマサの引きに耐え
取り込むことが可能なこと

わたし好みとしては
やり取りに関しては胴調子で粘りパワーがあること

以上をすべて兼ね備えているのが条件です
その条件をすべて満たしているのが
「がま磯 タルカゴスペシャル」なのです

このロッドを製作するに当たって
ユーザー目線でまったく妥協がなかったかというと
そうではない部分もありましょうか

それは前述したように
見た目のフォルムやデザインなどで
いびつに感じられる部分があるかもです

例えば
オールIMガイドにできなかったか
とか

ガイドキャップは専用のものができなかったか
とか

まだまだあるかもしれませんが
販売価格も重要です
コストパフォーマンスってやついですかー

1本が10万円も20万円もしては
なかなかねー


それでもこの価格です

迷われて
しっかり吟味して
ぜひぜひご検討ください

島根半島で
タルカゴ仕掛けで狙うヒラマサ釣りのメインロッドとして
機能とその性能には自信をもって
みなさまにおすすめできると思います

うーん
まだまだもう少し言いますと

今でも根強いファンを持ち
オークション市場では高い評価でやり取りされている
「がま磯 スーパーインテッサ遠征3号」
これが確か定価120、000円位でしたかねー

わたしも3本愛用しましたが
すばらしいものでした

そして当時(今でも)はタルカゴの釣りに最も適していた
ロッドのひとつでした

そして「我夢者」の出現

メーカー開発者によると
インテッサは先調子
我夢者は胴調子
の違いはあれ
同じ3号であれば
パワーは我夢者の方が上というのです

インテッサは先調子からくるタルカゴの操作性の良さと
投入のしやすさ

我夢者は胴調子の底知れぬパワーと
やり取りの釣り味の良さ

タルカゴスペシャルは
この両方の優れた点を融合して
兼ね備えたロッドに仕上がっているはずです

それも最新素材と最新技術をもってですよ
そして販売価格を10万円以内に押さえることができた

楽しみですねー


それから質問者からは
「ヒラマサをバラシて悔しい思いをした」という
話題もありましたね

わたもたくさんバラシます
釣りにおいてやり取りは
永遠と学び続けるテーマです

島根半島のタルカゴ仕掛けでヒラマサを狙う場合の
わたしなりに今考えるところを
次回のエントリーで考えてみたいと思います

これまでも
何度も紹介していることと
特に変わってはいませんけども

時期ですからねー
もう一度おさらいの意味で
やっていきますね

そこでも
また、なぜロッドはタルカゴスペシャルなのか
ということにも触れていくことになるかもしれませんねー







こんなの見たことある?

かなりいびつに見えるかも?
でも突き詰めるとこうなったのです



ライン通しは付属することができず
遠投用のガイドフォルダー仕様となります

でもこのガイドコンセプトが
このロッドのキモのところなのです

ライントラブル 0(ゼロ)宣言
9572 count

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プロフィール

G1-KOJIMA
◆1963年生まれ。
◆島根県松江市宍道町在住。
◆血液型O型。
◆所属(クラブ、団体)
 G1トーナメントクラブ
GFG (島根支部
 TFT・MFG
◆メーカー所属
《フィールドテスター(モニター)》
 がまかつ
東レフィッシング
マルキュー
スワンズ
竹下ウキ工房
武工房

グレ・チヌのふかせ釣りからマダイ・ヒラマサのカゴ釣りまで磯釣りならなんでもこなす。夏はアユ釣りに夢中。
 
 【自己記録】
尾長グレ63.5センチ(男女群島 男島<昼>)
口太グレ51.5センチ(日御碕 とも島)
アユ31.4センチ(江の川 作木村)
マダイ95.0センチ(隠岐島前 西ノ島 冠島)
チヌ57.5センチ(隠岐島前西ノ島 センス)
コイ105.5センチ18キロ(宍道湖 宍道町 潜水道路)
ヒラマサ80.0センチ4.3キロ(大社町宇龍 おばしま)



【釣りの魅力とは】
「釣りは少年の心で」をモットーに西日本各地の磯や河川を釣り歩く。
少年の心とは、幼少のころ遠足の前夜に、
わくわくドキドキして眠られなかったその気持ちです。
釣りは何度行っても、何年やっていても、
この幼少のころの気持ちを忘れさせないところに魅力があります。

G1とは「グレード・ワン」の略であり、最高の等級を表します。
釣果の多少や大小よりも、そこへ行き着くまでのプロセスを大切にし、
その時、その釣人が得た結果を「最高のものであった」と
評価する価値観をいいます。
価値ある釣果(G1な釣果)を得たときのよろこびと
感動を忘れることなく、
釣りはいつも少年のように、
純粋で無垢な心で取り組みたい・・・。

 





 

 




 

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