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釣り紀行・・・釣行紀 - 2011年6月28日のエントリー

釣り大会の参加や開催、プライベート釣行の様子を紹介します


    2011-06-28 | 釣り紀行・・・釣行紀

隠岐島後・・・大鼻島


6月20日、21日で隠岐島後へ行ってきました

今回もプライベート釣行で

マダイ狙いです

 

GFG島根支部のマダイ釣り大会から

タルカゴの釣りに魅了された

長澤君が今回もお供です

 

チャーター船で島前へ行くのもよいですが

のーんびりとフェリーで渡って行く島後の釣りも

これまたいいんですよねー

隠岐は釣り師にとっては最高です

 

島後のちょっと不便なところは

西郷から車で内陸地を移動することでしょうか

 

これも現地に友人がいまして

車の手配から

渡船の手配まで

至れり尽くせり・・・持つべきは友、持つべきは仲間ですねー

 

大変お世話になりありがとうございました

 

 

今回目指したのは中村地区

お世話になった渡船は・・・浜田屋さん

当初は沖ノ島、大黒島、白島など隠岐諸島の最北端を希望していたのですが

あいにくの予報で・・・ここは断念

 

第二希望の「飯美崎」・・・ここもNGがでてさらに南下

Okが出たのは布施の「大鼻島」

 

おおーよいよい

ここなら予報の西風が強くなっても楽勝です

しかも周辺では超一級磯

 

何年前になるかなー

やはり今頃の時期にあがって

中型マダイの数釣りをした経験があります

マダイの魚影は濃いところ・・・

 

今のところ波、風は穏やかなので先端からの釣りになります

潮は海側を向いて左後方側から当たって

東側へゴーゴーいってかなり早く流れています

 

鼻から右側はこの本流に引かれている感じ

 

さー釣り開始です

 

仕掛けは

G1タルカゴ ドクロ たっちゃん仕掛け

ウキ止めを道糸で10ヒロのところにセットします

 

ここで・・・ワンポイントアドバイス

10ヒロとっているからといって

10ヒロの棚で釣っているわけではありません

10ヒロの地点で止まるようにセットしてあるだけで

 

実際は潮の流れなどを読んで

ハリスの長さから道糸で10ヒロの間を探るというイメージです

 

ウキ止めを付けずにフリーで釣る場合もありますが

得意の?置き竿釣法をやる場合に

一応、最も深く入れた場合でも10ヒロのところで止まるようにしているんです

流れ方や地形によっては根掛りもありますからね・・・

 

状況や釣り方によっては

もっと浅い箇所にウキ止めをセットすることもありますねー

 

さて、よい潮が流れますねー

この潮が行けば

この時期・・・マダイは必ず来るでしょう・・・・期待感120%

 

いきなり本流に仕掛けを入れたのでは

あっという間に沖に流されてしまうので

ここは引かれ潮からなじませて潮に乗せていくイメージ

 

潮目に入るとドクロが押さえ込まれて今にも消しこまれそうな感じ

来るでー・・・来るでー

 

すると見え隠れしていたドクロが見えなくなったかと思ったら

ラインがビビビューンっと一気に走った

 

スプールに手を当ててラインを止めて

ラインがビンビンに張ったところで

大きく我夢者をあおってアサセをきめた

 

ググーンっとそのまま我夢者にのってきた

ここで魚の大きさを確認する

 

溜めるだけ溜めて魚の動きが止まっているので

ベールをおこして一気にリールを巻き込む

 

中型のマダイか

 

一気に手前に寄せているので

最後の抵抗を見せるが

我夢者はソフトに魚をあしらってくれる

 

そして、ドクロが水面を切ってピンク色の魚体がゆらゆらと海面を光らす

バチャン、バチャン・・・・

このときに一瞬ラインが緩んで針ハズレすることも多いが

ここも我夢者のソフトな穂先がカバーしてくれる

 

タモに納まったのは70クラスのマダイだった

 

時合は一瞬のことも多い

釣れる時にいかに手際よく

手返しするかが釣果を伸ばすコツです

 

マダイをタモに入れたまま

次のコマセをタルカゴにセット

ハリをはずしてサシエサをセット(ハリを結びなおす場合もあり)

 

そしてすぐに投入

ラインを送り出してベールをフリーのまま

竿掛けにセット・・・得意の置き竿釣法・・・状態

 

そしてマダイをシメてクーラーへ・・・

今回は船付けが奥だったのでマダイを持ってバタバタ

水分補給して・・・ハーと一息入れて竿の方へ目をやると

 

あららー・・・来とる来とる

魚に引かれてスプールからラインが放出している

 

慌ててかけよりラインを止めて構えていると

ビューン・・・これもラインの張りを十分に確認しながらがっちりアワセた

 

70クラス連荘だー

 

そんなことの繰り返しだー

おい、こらー・・・カラダが持たんわー

・・・と手伝ってもらってクーラーの移動が始まった

氷も入っていて・・・重たー・・・気をつけれよー

 

するとその間にもアタリがー

とうとうこれは間に合わずに

ラインが引き出され止っている

 

あーあーやっぱり

ラインが底瀬に絡まって動かない

すでに魚から針が外れている場合もある

 

一か八か

先日自己記録をやらかいたときみたいに

根掛りをはずすようなアクションで引っ張ってみるが結局ラインブレイク

お気に入りNO1の自作ドクロもバイバイ・・・あーあー

 

そう幸運は続きません

欲をかきすぎると、失うものも大きいとはこのことです

 

・・・が置き竿釣法もやめられません

 

 

相棒はというと

悲しいことに

ロッドが折れるというトラブル発生

実は前回の私との釣行でも同じことが・・・

 

ついてないのー・・・まさか俺が厄病神?

 

予備竿がないというので貸してやるでー・・・でも遠慮してねー

それでも根性あるんですわ

 

ぜんぜんめげません

 

がま磯 センティオ 2号を取り出して

僕、今回もフカセでがんばるけん

 

そして本流筋から仕掛けをなじますと

バリバリバリー・・・・おおー来た来たー

潮に乗って一気に走るアタリをからだ全身で受けながら

溜める溜めるー・・・これがフカセ釣りの醍醐味だねー

 

そしてフィニッシュ・・・良型良型

きれいな50センチオーバー・・・食べてはこのサイズだねー

やったやった

 

そして夕マズメにも同サイズを仕留めて・・・ナイス、ナイス

 

そのほか45センチの口太

翌朝マズメには50クラスの尾長グレを掛けながら針ハズレ・・・は残念

「島後もいいねー」

 

 

夜はすっかり潮がたるんで

鼻のどちらを向いて釣っても島にべとーっと仕掛けがくっついてしまうような状態

おまけにアジだらけになってしまって・・・

 

そして予報どおり雨、風が強くなってきた

稲光もして空はゴロゴロいいだして気持ち悪りー

 

適度に食事や休憩もしながら

潮の変化を待った

 

日付けが変わって1時ごろ

ゆっくりと北の方へ潮が動き出した

 

ドクロを少し遠投してみると

サシエサが残っている

 

すると次の投入でアタリが出た

やっぱりね・・・50クラスのマダイだ

 

こんな調子でたまーに同クラスのマダイを追加した

 

そして圧巻は

期待した朝マズメ

うっすらと明るくなり始めるころには

潮が東の方へ通りだした・・・これならいけるぞ

 

するとラインが走った

怒涛の5連荘でマダイだー

サイズは中型だが連荘モードはたまらんねー

 

・・・そして6連荘目・・・やったでー・・・とアワセを入れると

あらっ?

どこやらラインが痛んでいたのだろう

高切れでドクロNo2と共にバイバイ

 

やっぱり時合は一時です

リズムも大切

 

すぐに仕掛けを作り直して投入するも

連荘モードはすでに終了

 

やがてはウマズラだらけになってしまって

単発で小ヒラマサを数尾追加して納竿としましたー

 

今回の釣行では

ドクロを使った沈め釣りを試してみたかったのですが

まさに絶好の本流が流れており

天秤に仕込んだオモリで沈めていくイメージはばっちりでした

タルのコマセを出すイメージ

流すイメージ

仕掛けの回収イメージ

ほぼ完成です

 

あとは、水中ウキの号数を替える程度ですが

私の場合は潮受けのよい形状の、小型、マイナス1号オンリーです

 

仕掛けの投入が完璧にいけば

ほぼ80%は釣ったも同然です

 

オートマチック・・・超遠投・・・フカセ・・・釣法の完成ですね

 

海が穏やかで

足場がよくて

潮の流れも緩やかな場所では

置き竿にして

椅子にでも腰掛けながらゆったりと

 

まるで宍道湖で鯉釣りでもしているような・・・そんな釣りもありかもしれませんよ

のーんびりとね

 

相棒が

ドクロでマダイを釣る日はいつになるのでしょうか・・・

今度は予備竿を用意して行こうねー


 
 

【私の仕掛け】 

(タルカゴ)
ロッド:がま磯 我夢者 3号-53
リール:リョービ フィッシング サファリ 5000
ライン:東レ、銀鱗SSビッグゲーム 6号
ハリス:東レ、トヨフロンスーパーL・EX7号
ハリ:がまかつ A1TKO、12号
ウキ:G1タルカゴ ドクロ
水中ウキ:釣研 1号
天秤:たっちゃ仕掛け・・・天秤はオモリを仕込み改良版
ウキ下:道糸で約6ヒロ〜10ヒロ

 
【エサ】 
 

オキアミ ボイル 3キロ×8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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コメント(5件) (このエントリーでは現在コメントは受け付けていません。)


ありがとうごさいました
小島先生、長澤様
センティオ、我夢者で迷ってました
がま磯の2号のタックルバランスの御意見もすごく参考になりました
長澤さまの経験も参考になりました
画像を見る限りセンティオ2号のタメに少し余裕があったと感じました
軽さって最高の魅力なんですけど、我夢者も良いし、2本買えれば問題無しなのですが・・・
また今後ともお二方ご指導してください

by 慎太郎 ( 2011-07-01 19:15:59 )

慎太郎さんへ

相棒がリアルなコメントを入れてくれましたね
ありがとうねー
彼の言うとおりです

がま磯の2号クラスであれば
どの竿を使っても70クラスいやいや80クラスだって
勝負できると思いますよ

問題はラインの太さと釣り人の気持ち
相棒のように太仕掛けで強気の勝負を挑むところに

がま磯の性能を最大限に引き出す秘密があるのです

隠岐の釣りでは
細糸症候群にならないことが大切ですね

40クラスのグレが
7号ラインの12号針にバンバン食ってくる現実も
これ、釣りなんです

私の経験上
ロッドの表示適合ハリスよりも
ワンランク、ツーランク上のものを使っても
ロッド自体はまだまだ大丈夫

ただし、使うウキや仕掛けなど
トータルのバランスには気を使う必要がありますね

参考にしてください

by G1 ( 2011-07-01 17:22:32 )

長澤さん元気なんですね。

昔よく一緒に浜原方面へ行った者です。最近は私も磯通いが多く小島名人のページを見ては参考にさせてもらっていました。
そこでまさかの長澤さん登場!!ビビったよ。いつかまた教えて下さいね。

by バス仲間 ( 2011-06-30 09:14:59 )

慎太郎さんへ       小島名人からの御依頼で失礼ながらコメントさせて戴きますので御許し下さい。私はテスターではないので参考程度で…センティオ2号の件ですが、50〜60クラスの中型真鯛なら全く問題無いと思います。
但し私の場合、やり取りが雑…余りにも強引なやり取りの為、60クラスならラインを一切出す事が無く、竿の弾力性を最大限生かしてタメまくり。
いつもなんですが、折れるもんなら折ってみろや状況その為、小島名人に駄目出し指導を受けております。センティオのスペックはご存知の事と思いますが、2号とは思えない程の軽さ!!写真での竿の曲がりですが、まだまだ余裕が有り、ご質問に有りました70オーバーとのやり取りが可能でしょうか?との事ですが、私はセンティオ2号で70オーバーを釣った事が無いため的確なアドバイスがしかねますが、私がセンティオをブチ曲げた感想としては、70クラスならやれるなぁ〜と感じました。
あくまでも個人的感想ですよ。
但し、80〜90オーバーいやメーターオーバーが掛かった場合はセンティオ2号ではしんどいと判断。
小島さんの勧めも有り我夢者3号を購入しました。
がしかし不幸にも不慮の事故が重なり購入後、我夢者で真鯛を掛けていません。但し、小島さんのやり取りと我夢者のパワーを目の当たりにし大鯛をいとも簡単にあしらう姿は圧巻の一言です。
過去の釣行の際に小島さんはタルカゴにフカセ、底カゴ全て我夢者3号で釣りこなしてましたが、そこはやはり名人芸。
的確に状況を判断して我夢者で大型真鯛を難なく仕留めてましたよ。
センティオ2号では大型真鯛とのやり取りに限界が…と思います。
参考にならないコメントで申し訳ありません。
センティオ2号で大型真鯛の釣果が御座いましたら報告させて戴きたいと思います。

by 相棒 長澤 ( 2011-06-30 00:41:52 )

圧巻の釣果ですね
さすが日本屈指の名手、テレビでの大鯛もすごかったです

お聞きしたいことがありこのたびメールします
本記事にも出ています『センティオ 2号』
50クラスの真鯛をためておられます
仮にフカセで70オーバーの真鯛ならどうでしょうか?
我夢者の3号の購入を検討しておりましたがやはり持ち重り感がどうなのかなーと、がまかつ最軽量のセンティオ2号で獲れれば御の字ですが・・・

ご意見をお聞かせ願います

by 慎太郎 ( 2011-06-28 18:41:40 )


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プロフィール

G1-KOJIMA
◆1963年生まれ。
◆島根県松江市宍道町在住。
◆血液型O型。
◆所属(クラブ、団体)
 G1トーナメントクラブ
GFG (島根支部
 TFT・MFG
◆メーカー所属
《フィールドテスター(モニター)》
 がまかつ
東レフィッシング
マルキュー
スワンズ
竹下ウキ工房
武工房

グレ・チヌのふかせ釣りからマダイ・ヒラマサのカゴ釣りまで磯釣りならなんでもこなす。夏はアユ釣りに夢中。
 
 【自己記録】
尾長グレ63.5センチ(男女群島 男島<昼>)
口太グレ51.5センチ(日御碕 とも島)
アユ31.4センチ(江の川 作木村)
マダイ95.0センチ(隠岐島前 西ノ島 冠島)
チヌ57.5センチ(隠岐島前西ノ島 センス)
コイ105.5センチ18キロ(宍道湖 宍道町 潜水道路)
ヒラマサ80.0センチ4.3キロ(大社町宇龍 おばしま)



【釣りの魅力とは】
「釣りは少年の心で」をモットーに西日本各地の磯や河川を釣り歩く。
少年の心とは、幼少のころ遠足の前夜に、
わくわくドキドキして眠られなかったその気持ちです。
釣りは何度行っても、何年やっていても、
この幼少のころの気持ちを忘れさせないところに魅力があります。

G1とは「グレード・ワン」の略であり、最高の等級を表します。
釣果の多少や大小よりも、そこへ行き着くまでのプロセスを大切にし、
その時、その釣人が得た結果を「最高のものであった」と
評価する価値観をいいます。
価値ある釣果(G1な釣果)を得たときのよろこびと
感動を忘れることなく、
釣りはいつも少年のように、
純粋で無垢な心で取り組みたい・・・。

 





 

 




 

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