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    2017-10-19 17:27:56 | おーい!中村です!!

ぶち模様の石






写真は益田市土田町の海岸。

波打ち際の石に明暗の文様がある。やや明るい色の中に、暗い色の丸っこいぶち模様が入っているように見える。

堆積岩の一種、礫岩でも似たような見え方をすることがあるが、これはマグマが冷えて固まった火成岩。
文様の正体は何だろう?





ぶち模様を近くで見ると、明るい色と暗い色は違う岩石で出来ていることがわかる。
明るい色の部分は花崗岩、暗い色の部分は閃緑岩で、いずれもマグマが地下深部で固まったもの。

どうして種類が違う岩石がぶち模様を作っているのだろう。

この岩石は、地下深部でのマグマの動きを物語っている。

これは、地下深部にある熱くどろどろの花崗岩質マグマ(明るい部分)の中に、新たに供給された閃緑岩質マグマ(暗い部分)が入り込んだもの。
水の中に油を注ぐと玉になるように、閃緑岩質マグマが玉のようになりながら花崗岩マグマの中に入り込んだのだ。

閃緑岩などを取り込んだ状態の花崗岩はしばしば見られる。例えば、雲南市三刀屋町で産する花崗岩(三刀屋石)は、所々に数センチ〜10センチ程度の閃緑岩の斑を持ち、古い鳥居や墓石などの石材産地推定の手がかりになる。

しかし、土田海岸ほど見事なぶち模様は珍しい。
興味がある人にとっては、自然の不思議を実感できる岩石だと思う。

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・生年月日 1968年2月29日
・住所   島根県大田市
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