2017年5月のエントリー



    2017-05-28 21:20:09 | おーい!中村です!!

親子自然たんけん隊1


大田中央公民館の事業で自然たんけん隊を始めて7年目になる。

今日が今年1回目の活動。テーマは「大田の町でメダカを探す」こと。
2年前、3年前にも企画して、身近なところにいろいろな生き物がいることをみんなで確かめた。

今回は市民センターを出発して三瓶川沿いを歩き、その後駅前から駅通りを通って用水路や側溝を覗き見るコース。

三瓶川では最初に宮崎橋の上からコイが目にとまる。
コイがいることを初めて知った子も多い。川沿いを歩いて覗き込まない限り目にすることはないから無理もないと思う。

このコイは多くは放流したもの。
小さい子が多いので紹介しなかったけれど、コイの存在は三瓶川の生態系をかなり圧迫していると思っている。
三瓶川の市街地部分はいくつもの堰堤があって、流れが緩く浅い池のような状態。流れ方や河床の地形に変化がないので、生息する生き物の種類が単調になりがちな条件。加えてそこにコイが多く生息すると、他の生物を捕食してしまい、独占的になる。
ブラックバスの放流で小さな魚がいなくなる、というのはよく言われることだが、フィッシュイーターではないものの、コイの貪欲さはバスに引けを取らない。条件によっては、コイの方が他の生き物への捕食圧は大きいかもしれないくらい。

さて、宮崎橋でコイを見た後、宮崎公園の脇を通って下流へ向かう。
公園の脇にある堰堤は、いつもは水が越えて流れているが、この日は水位が低い。最近晴天が続いて水量が減っていることもあるけれど、田植え時期で水を田に使っているから川の水位が下がっていることを紹介する。
果たして、1、2年生の子に伝わるのやら。

堰堤を過ぎると、日向ぼっこしていたカメがいた。カメは慌てて水の中に飛び込んだ。
このカメはクサガメだろうか。そういえば三瓶川ではミドリガメを見かけない。
カメがいたあたりは岸にテトラポットがあり、ここはしばしばヌートリアを見かけるところ。
この日は見ることができなかったけど、夕方にしばらく川面を見ていると大抵現れる。

山崎橋を渡って右岸側に移り、川岸に降りてみる。
10年位まえだったか、土手の所々に階段が作られたおかげで、川岸が少し身近になった。しかし、普段は降りている人の姿を見かけることはほとんどない。

川は水が少ないながらも、藻の間を泳ぐ魚の姿が見える。おそらくオイカワの子。このあたりでハヤ釣りをすると、オイカワばかりが釣れる。
川岸に軽石が集まっており、これも観察。子どもたちは、水に放り込むと浮くことには感心するが、三瓶山の噴火で吹き出されたものだと言ってもぴんとこない様子。三瓶山が火山であるという前に、火山というもののイメージがないのだろう。

土手に上がり、JRの鉄橋の少し手前まで歩き、用水路の合流部が三瓶川の大田市街部分では数少ないゲンジボタルの発生地であることを紹介する。そこから駅方面に向かい、旧パルのそばを通って駅通りへ。子ども達からは、メダカがいない、何にもいないと不満の声。

駅通りからは溝の観察。
きれいな水が流れる溝ではないけれど、メダカがいる場所がある。溝によっては近づくだけで臭う。
メダカが多くいたのはわだ耳鼻科の脇。ここはいつもメダカが群れている。
その一本駅通り側の溝は、以前はたくさんメダカがいたけれど、今回はいなかった。

道路の反対側へ行き、ウエルネス脇の溝を覗く。水面に広がる波紋は生き物の気配。網を入れると泥の中からアメリカザリガニが現れる。本日のクライマックス。網から飛んだ泥にまみれながら、しばしのザリガニ採り。これまでの退屈な歩きはこのためにあるのだよ。

ザリガニ採りはいつまでも終わらない気配だけれど、ほどほどのところで終わりの合図。捕まえた子はバケツに入れて、市民センターまでの帰り道。帰り着いてからバケツと網と、手を洗い、最後のまとめ。こうやって歩くといろいろなものが見つかるということさえ伝われば、本日は成功。あとは持って帰ったザリガニがそれぞれの家で無事に育ちますやら。

次回のたんけん隊は、久利町の亀渕付近でホタル観察。
ゲンジボタルと珍しいもう一種。はたして。

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 詳しいご報告ありがとうございます。こんな感じでまち探検されているのですね。次回もたのしみですね。こちらは今、銀山について思案中です。

by 中村さんへ ( 2017-05-31 21:43:23 )


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プロフィール

・氏名   中村唯史(なかむらただし)
・生年月日 1968年2月29日
・住所   島根県大田市
・職業   NPO法人石見銀山協働会議副理事長

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