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    2022-08-09 21:32:00 | おーい!中村です!!

小さな旅のススメ


先日、5年生の子どもと石見銀山街道・温泉津沖泊道を大森から温泉津まで歩いた。

大田町から大森までは路線バスで行き、温泉津からはJRで帰る行程。

機会があればバスや列車に乗るようにしているけれど、それでも滅多に乗らない。おかげで、小さな旅が新鮮で面白い。


その日は、出発時からいかにバスを知らないかを痛感した。
出発前におにぎりを買うのにもたついたら時間がぎりぎりになり、近くのバス停で乗れば良いのだけど、バスがどの道を通るのかがわからない。
駅を目指した結果、タッチの差で乗り遅れてしまった。

しかし、一旦仕切り直して50分後の便で再出発。大森のバス停で降りると熱気がすごい。気温は30度を超え、湿度も高い。長距離を歩くには嬉しくない暑さだ。

 
道中、山道は暑さもそれほど気にならず快適だけど、アスファルト道路に出ると暑さレベルが一気に上昇する。

子どもは山歩きに慣れてはいるものの、やはり暑さと湿度には勝てず疲労の表情がみえる。休みながら慎重に進むが、清水から松山へ越えたところで笑顔が消える。

「ほら、この先に自販機があるぞ。冷たいジュースを飲もう。」

この道を歩く度にお世話になるありがたい自販機。砂漠のオアシスのような存在なのである。

いざ、自販機までたどり着き、冷えたスポーツドリンクを飲むと元気回復、もう温泉津は目の前だ。温泉街を抜けてゆうゆう館前がゴール。スーパーで買ったアイスが体にこもった熱を一気に奪ってくれる。
 
少し休んで、列車まではまだ早いけれどのんびりと温泉津駅へ。
この判断が正解だった。駅で列車を待っていると、遠くで低い音が聞こえはじめて間もなく、ぽつん、ぽつんと雨粒が落ちてきた。そして、雷鳴が大きくなると同時に土砂降りに。地面から湯気が立ち上り、空気を震わす轟音とともに稲妻が一条、二条。

 

「うわあ、どっか落ちたわ〜」

「歩いている時じゃなくて良かったな〜」

 

わずか5時間ほどの間に様々な出来事。

滝の下を走っているかのように水しぶきを上げてホームに滑り込んだ列車に駆け込むと、ほんの数秒で全身びしょ濡れ。でも、それがまた気持ちよく感じられる。

大田市駅までのつかの間の鉄路。子どもは座席に座るとすぐに居眠りをはじめる。さすがに疲れたのだろう。
夏の一日がぎゅっと詰まった小さな旅だった。

 

 

コメント(1件) コメント投稿


密度の濃い、すばらしい市内旅!!
こういう経験を、夏休みの子どもたちにさせてやりたいです。

by 鬼村小僧 ( 2022-09-05 00:35:27 )


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プロフィール

・氏名   中村唯史(なかむらただし)
・生年月日 1968年2月29日
・住所   島根県大田市
・職業   NPO法人石見銀山協働会議 理事長

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