2011年12月1日のエントリー
2011-12-01 10:42:31 | なっちゃんの日々是好日
散り初めし紅葉
「美しく色づいたモミジの葉」。日常、何気なく口にするし、耳にもする。饅頭(まん・じゅう)の名につけられるほど一般的だ。が、分類上、モミジという名の樹木はない。カエデ科の落葉高木、つまりカエデ。葉の形がカエルの手に似ており、カエルデが約されてカエデになったと辞書にある。
日本に自生するカエデは30種ほどあるという。中でも、代表選手はイロハカエデだろう。サクラの代表選手がソメイヨシノみたいなものか。
今年の紅葉は例年より遅いとはいえ、世界遺産の町、大森(大田市)では既に盛りを過ぎようとしていた。町の入り口にある城上(き・がみ)神社では、境内のあちこちを赤く熟れた葉がちらりちらりと舞っている。
撮影日は曇りだったが、時折、うっすらとした逆光が、枝の葉という葉に一斉に光を点す。それは、人工のどんなイルミネーションより、晴れやかに輝いていた。
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