ピンク組 - 2014年3月のエントリー
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旅立ち
2月22日 原田家の太郎が17才と3ヶ月で天国へと旅立ちました。
もうすぐ13才の時に島根にやって来た太郎。4年5ヶ月一緒に暮らすことができました。前に飼っていた『ちび』に似た子がよくてあえて選んだシニア世代の子。自己主張がしっかりできる子でした。
年をとって心臓も腎臓も弱ってきていました。
でも、一番の問題は脳にありました。首は反ってしまい起きていると呼吸が荒く、ハーハーしていました。ご飯も自分で食べられず、お水も自分では飲めませんでした。それでも口に入れるともぐもぐ食べてくれた太郎。お薬だって上手に飲めました。私が手を抜けばすぐに体重は落ち、体重は正直でした。
1年8ヶ月もの間、太郎は私と一緒に病院に来ていました。いっぱいいろんなことがありました。
まだ歩けていた頃、ペットシーツを換えようとすると必ずじゃまをしに来た太郎。布団があるのになぜか何も敷いていないとこで寝ていた太郎。太郎のちっちゃな前歯。寝るとちょっとだけ出ていました。
スキップをするかのように跳びながら散歩をする姿。太陽がまぶしくて目が開けれなかった太郎。
寝たきりになっても手がかかってもとってもとっても太郎のことが大好きでした。
16才のお誕生日も17才のお誕生日も迎えることができました。もしかしたら18才の誕生日も迎えられるのかなーなんて思っていました。
でもなんとなく元気がなくなり、いつもとは様子が違ってきて、今回は本当にもうお別れがくるのが分かりました。
亡くなる前日、私は仕事を休ませてもらい一日中太郎の横で一緒にゴロゴロしていました。
一生懸命生きていました。
もう十分すぎるくらい頑張ってくれたのでもう、『頑張れ』ではなく『ありがとう』と太郎には感謝の気持ちでいっぱいでした。
次の日の朝、太郎は旅立ちました。
約束通り、私に看取らせてくれました。いつものように仕事に行く私の膝の上でした。
亡くなった太郎は本当にきれいな顔をしていて、つぶらな瞳でいつものかわいい顔をしてこっちを見つめていました。
たくさんのお弁当とおやつを持って、お花に囲まれて太郎は旅立ちました。
火葬してもらい、大好きだった太郎が小さな小さなお骨になって帰ってきました。
ずーっと借りっぱなしだった太郎には広すぎるお部屋。先生からもらった先生のお古の無圧布団。寝たきりだったのに床ずれができることもありませんでした。
いっつもあのお部屋からこっちを見ていた太郎がいなくなりました・・・
でも太郎はこんなにも可愛がってもらっていました。太郎がいた場所にはみんなからたくさんのお花、写真、ご飯を供えてもらっていました。
受付まで聞こえていた太郎の大きな声も、隣の部屋まで聞こえていたハーハーする声ももう聞くことはできません。
太郎と過ごした春・夏・秋・冬。
太郎の笑った顔が大好きでした。かわいい寝顔も大好きでした。
この日は2月とは思えないような青空の日で、太郎は迷うことなく天国へ行けたと思います。
向こうでみんなと仲良くできているかな。お腹いっぱい食べれてるといいな。前の飼い主のお父さんとお母さんに会えたかな。
大好きな太郎がずーっとずーっと幸せでいてくれますように・・・
みなさーん、今までありがとう(^−^)/
コメント(4件)
コメント投稿ひな子さん、コメントありがとうございました。
僕は一人ではありませんでした。いっつもお姉ちゃんがそばにいて、お父さんお母さんがいて、病院にいれば仕事の合間に先生やスタッフのみんなが声をかけてくれ、みんなが僕のことを助けてくれました。
このブログにも度々登場し、みなさんにも僕のことを知ってもらうことができました。そしてコメントもいただきました。
僕が出会ったたくさんの人に感謝します。
言葉が全く見つかりません・・・
時計の針が回る限り、だれしもが歳を重ねていき・・・
それぞれが色々な人生をおくり、やがては生涯を閉じる・・・
よく、「結局・・・最期は一人だ」という人もいらっしゃいますが
太郎のまわりの環境を見れば間違ってる自分に気づくはずです。
間接的にしか太郎の存在は認識できなかったですが
仕事の合間に画面で見る太郎の存在はとても具現化してて
リアリティあふれる存在でした。
自分の人生で巡り会えたことに感謝します
「ありがとうございます」
ちょびちゃんのママさんコメントありがとうございました。
こちらこそ、あかの他人の僕を待ち受けにしていただき、ありがとうございました。新聞の僕も発見していただき、ありがとうございました。
以前ブログでちょびちゃんのママさんにほめていただいたことも忘れません。
みんなに愛されて幸せ者な僕でした。
太郎さん・・・涙々
いつも週末にブログを覗く事が楽しみで、動物たちの姿に癒されている私ですが、
なかでも太郎さんの笑顔は最高で、私の携帯の待ち受け画面になり、見る度に幸せな気持ちにしてくれました。
新聞に載った時も、あーっ太郎さんだ〜と喜んだものでした・・・
愛されて愛されて旅立って行ったね・・・幸せだったね・・太郎さん
あかの他人の私まで幸せにしてくれた太郎さん・・・ずっとずっと忘れません。
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