2011年3月のエントリー
東北関東大震災
3月11日に起きた東日本大震災では 現在わかっているだけでも1万人以上の方が亡くなり未だに消息のわからない方はそれ以上の人数に及ぶという大惨事になってしまった。被災された方たちには心からお見舞い申し上げます。
学生時代からの友人の実家が震度7の宮城県栗原市だったり、社会人に成り立ての時に親切にしてもらった先輩は大船渡の出身だった。いとこの旦那さんの実家は宮古で家族はとりあえず無事だとわかっても心配がつきない。
観光の仕事に携わってきた者としては これまで添乗員として数え切れないほど訪れた場所が 壊滅的な被害を受けていて唖然としてしまった。 陸中海岸〜松島〜塩釜〜いわき〜北茨城、、被害は房総にも及んでいる。太平洋を一望できることがセールスポイントでよく利用したホテル、旅館はどうなっているんだろうとホームページで確認しないではいられなかった。あのような状況でホームページの更新がすぐに出来るわけがないのはわかっていたけど気になってチェックしていたら最近になって少しづつ様子を知らせるコメントがのっていた。
建物の被害があり当面は営業できないが再開をめざすと書いてあると 「応援するからがんばって!」とエールを送りたくなる。
そんな中 ニュースで福島二本松の岳温泉の老舗旅館が地震で廃業と報道していた。まさか松渓苑のことじゃないよねと思ってテレビを見たら若おかみの後ろに社長さんが映っているではないですか。この宿も私のお気に入りの一つで 日本庭園を囲むように造られた和風の宿で料理も温泉も良く、働いている人たちが本当に親切だった。福島県でも中通り地方だから被害が少ないだろうと思っていたけどかなり壊れていて驚いた。廃業の理由は それだけでなく原発事故による予約のキャンセルだという。
地震と原発の二重の苦しみは 私たちの想像以上のものだと思うが自分に一体何が出来るのか?と考えると現地ボランテイアは行きたくてもいろいろ事情があって無理だし。そうなるとやはり今は義援金を送ることしか出来ないかな。それも長期的に継続して送るということ。3月11日以来普通の生活がいかに大切なものか良くわかった。普通であることが退屈なことと思っていた自分が情けない。
東北、関東の被災された方たちが 1日も早く普通の生活に戻れるように祈って 毎月11日には義援金を送ることを続けていこうと決めた。