2016年2月のエントリー



    2016-02-20 11:15:46 | フジケンブログ2015

菅谷たたら山内


踏鞴(たたら)製鉄、という言葉をご存知ですか。

たたら製鉄は初期の製鉄方法で、砂鉄などを原料に刀剣などに用いる和鉄を製造する技術です。製鉄に必要な空気を送り込む装置(ふいご)を『たたら』と呼びます。

島根県の雲南・奥出雲地方ではかつて日本の鉄の4割ほどが生産されていたということで、吉田地区の田部家、奥出雲の絲原家、櫻井家は『たたら御三家』と呼ばれています。

このうち田部家のおひざ元、島根県雲南市吉田地区の山間部に、この『たたら製鉄』がおこなわれていた施設(いまでいう『製鉄工場』)が全国で唯一残されているということで、訪問してみました。

菅谷たたら山内は、山間部の谷あい、たたら製鉄に必要不可欠な『風』の通りを計算しつくした場所に建てられており、先人たちの知恵と技術の結晶が残されています。

菅谷たたら山内の内部


下の写真は施設内の『炉』と『ふいご(炉の下部に刺さっているホース状のもの)』。風は初期は人力で、のちに自然の風を利用して送り込んでいました。この施設は自然の風の力を利用しています。
じつは炉の地下の見えない部分にも、質のよい鉄を生み出すことに欠かせない高熱を起こすための様々な仕組みが存在します。たたらの技師たちは、この施設内で連日、炎の熱と戦いながら仕事をしていたのです。


この施設、実は来春より運行が予定されている豪華寝台列車『トワイライトエクスプレス瑞風』のツアー見学コースに選定されたとのことで、一躍注目を浴びています。

下は山内の傍らに鎮座する桂の木。3月下旬ころになると真っ赤に芽吹きます。この芽吹きは1年のうち3日間ほどしか見られない貴重なもの。
その後、黄⇒緑と、信号機のように彩を変えていきます。


山を下った吉田町の集落内には『鉄の歴史博物館』があり、たたら製鉄の様子がわかる貴重な映像資料を見させていただくことができます。時間が許すなら、山内を見学する前に、こちらを訪問されるとよいと思います。

さいごに・・吉田町の集落内にある『山里カフェ はしまん』さんの地場産の野菜をふんだんに使ったランチをご紹介。築150年の庄屋を改修した趣ある建物でゆっくりと・・観光の合間にどうぞ。


※雲南市吉田地区は山間部ですので、冬は降雪の状況等ご確認のうえご訪問ください。
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