2016年7月のエントリー
2016-07-26 22:24:26 | なっちゃんの日々是好日
カッパもすなる花火見物
夏の夜空に咲く大輪の花。今か今かと、固唾(かた・ず)を飲んで見上げる先に、一条の閃光が天に走る。腹に響く炸裂音と共に、四方八方にまばゆい輝きが広がり、砕け散る。
島根県邑南町では23日、出羽川にかかる出羽橋周辺で「みずほ夏まつり」があった。上空を彩った花火は1200発。普段は、人影もまばらなこの町の、どこに潜んでいたんだろうと、訝りたくなるほどの見物人であふれていた。
橋の欄干に、モニュメントのカッパが座っていた。何かいわく因縁があるのかと聞いて回った。すると、20年か30年ほど前、地元の若者たちの間で川の中を走る駅伝大会が恒例になっていたという。名付けて、カッパ駅伝。
開催の資金繰りなどが困難となり、いつしか廃れたが、当時の意気込みが今に伝わっているそうな。一つのカッパ伝説、と言えなくもない。(この写真はオリジナルを左右反転させたものです)
6217 count