2015年11月25日のエントリー
2015-11-25 15:27:41 | なっちゃんの日々是好日
こがね色に輝く晩秋の参道
晩秋の冷気の中、はらりはらりとイチョウの葉が舞う。下地に金箔を重ねていく絵師のごとく、落ち葉が参道を覆っていく。ゆっくりと静かに降り積もり、ある日、朝日が黄金色(こ・がね・いろ)をいっそう極立たせ、絵の成就を祝福していた。
島根と広島の県境に程近い山村、島根県邑南町上田所の蓮光寺。山門の前に、イチョウの高木がそびえている。緑の頃は周囲の山に溶け込んで目立たないが、秋の深まりと共に「我ここにあり」と存在を主張するのだ。
気象庁の1か月予報(11月21日〜12月20日)によると、山陰地方は「平年に比べ曇りや雨または雪の日が多い」という。一幅の絵から色が抜け落ちる日も、そう遠い先のことではないのだろう。
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